証券担保ローン(コムストックローン)とは
証券担保ローン(コムストックローン)というのをご存じだろうか?
自分の保有する証券を担保にしてお金を借りることが出来るのだ。
例えば、1000万分の証券を担保に入れると500万ぐらいを年利4%弱ぐらいで借りることが出来るようだ。野村Webローンだと2024/04時点で1.5%で借りれるみたい。
実はこのローンが富裕層の税金対策に利用されているらしい。
証券担保ローンでは担保に入れた証券であっても配当金等を受け取ることはできるようです。つまり、2億分の高配当株を担保に入れて、1億を借りた場合、値下がりリスクはあるものの配当金で利子を払った上で税金を払わずに一生分の生活費に使える現金を手に入れることが出来るというわけですね。
ちなみに例えば東京証券信用組合の証券担保ローンの場合、一応融資期間は最長2年とあるものの、補足に審査により更新も可能としっかり記載があるため、恐らく富裕層は死ぬまで借り続けることが出来る仕組みなのでしょう。
これで税金を払うことなく生活資金は確保した上で保有株は運用し続けることが出来るという訳。
普通に利確してしまうと値上がり分の20%の税金が発生しますからね。いやぁずるい。
ちなみに庶民でも証券担保ローンを有効活用できる場面もありそうです。
こちらで紹介されていたのですが、
例えばFIRE後の株価下落局面で現金が必要になった時に証券担保ローンを活用し、下落局面を乗り切るという使い方があるようです。
もちろん、株価が下落すると追加の担保が必要になる場合もあり、リスクはありますが、選択肢の一つとして知っておくと何かの折に役に立つかもしれません。
カードローンなんかで借りるぐらいならよっぽどお得ですからね。
でも結局借りたものを返す時には売却しないといけないからもし値上がりしてたら譲渡益の税金は払わないといけないのでは?といった疑問も浮かぶので、借りる時にはちゃんと中身を聞かないとだめですね。
少し調べてみたのですが、返却時に譲渡益が出た場合の税金について解説してくれているところが見つからない。。。
例えば、100万分の株を担保にして50万借りて、担保の株が1.2倍の120万になったときに売却して返済する場合、値上がりした20万ってどういう扱いになるのかなということですね。
借りた50万分だけ売却すれば譲渡益なんてなかったものとみなされるのか。
借りた50万分だけ売却すれば譲渡益なんてなかったものとみなされるのか。
それとも借りた分だけ売却しても1.2倍にはなっているから、50/1.2*0.2の約8万は譲渡益扱いになってローンを返済した上で8*.0.2の1.6万を税金として払わないといけないのか?
借りた分だけ売却することがそもそも出来るのか?
等など、謎が深い。
ではでは
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