レバナスは長期積み立て投資に向いているのか?
レバナスで長期積み立て投資はどうなのか?
ということについて自分の考えをまとめていく。
ということについて自分の考えをまとめていく。
レバナスはレバレッジがきいたナスダック100のことを言うが、
簡単に言うと日々の値動きが基準となる指数の設定された倍数(2倍のファンドが多い)動くファンドということになる。
例えば、
+20% -> -20% -> +10%とナスダック100が動いた場合、
+40% -> -40% -> +20%と動くのがレバナスとなる。
レバナスはレバレッジ商品のため、NISA枠が使えないといったことや信託報酬が高いといった不利があるものの、実際に過去データの実績としては元の指数であるナスダック100を圧倒的にアウトパフォームしている場面が多く、ナスダック100に投資するなら選択肢になりえる。
その他、一般的に知られたレバレッジ商品のリスクとして逓減が知られている。
低減とは、元になる指数においてレンジ相場が続いた場合に元となる指数は元の値段に戻るだけなのに対してレバレッジ商品は値下がりしづける現象のことである。
これは値動きが大きくなるというレバレッジ商品の特性によって発生する現象で、
元値が100で10%下がって90になった後に100に戻った場合、約11%上昇したことになるが、レバレッジ商品の場合、20%下がり、22%上がることになり、結果は100ではなく97.6になる。
つまり価格が戻らない。
これが逓減のリスクだ。
これを考えると、相場を3種類に分割した時に一般的には、
1. 上昇
2. レンジ
3. 下降
となるが、レバレッジ商品の場合、
1. 上昇 → 急上昇
2. レンジ → 下降
3. 下降 → 急下降
となるため、全体としては下降している比率が高くなる。
これが長期積み立て投資にどう影響するか?ということを考えていく。
まず、一般的な長期積み立て投資を考える時にどういう場面が想定できるかを考えると、大体4つのパターンが考えられる。
まず、一般的な長期積み立て投資を考える時にどういう場面が想定できるかを考えると、大体4つのパターンが考えられる。
1. 上昇し続ける
2. 上昇して下降する
3. 下降して上昇する
4. 下降し続ける
この時、2と4のパターンが損する、あるいは損しやすいパターンなのだが、長期投資の利点は投資期間が長く持てるということであり、2,4のパターンの際は利確せずに待つという手段が取れる。
また、投資期間中が常に1ということは現実的でないので、
最終的には3のパターンで利確することを考えるということになる。
となると、レンジになるかどうかは利確に影響しないということになる。
つまりレバレッジ商品を長期積み立て投資した時に、
全体的なチャートパターンが降下やレンジが続いた後に上昇相場まで待ち続けたということを考えた場合、レバレッジ商品かどうかはあまり関係なく、むしろ上昇する場合には急上昇するレバレッジ商品の方が早いタイミングでプラスに出来るのではないかと考える。
ただ、レンジ相場が数十年続いたりした場合、資産が継続的に下がり続けることになるため、かなり精神的につらいことが想像できる。
そのため、メインでレバナス一本というのはかなり精神的につらいと思うので、メインは別で投資し、レバナスはサブで比較的に少額資金で投資するのが現実的なのではないだろうか。
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